こんにちは、Keiです。
今日はメルカリ物販を副業で始めるにあたり、定期的に界隈で話題になるアレについてお話しします。
アレとは。。。
「古物商許可申請は必要か?問題!」
これ、よくツイッターでも話題になるんですよね。
それでは今日のテーマです。
結論から言います。
分かり易く具体例で書きますね。
【例1】
ドンキホーテで格安のアイテムを新品で購入し、メルカリで販売した。
これはOKです。
買ったのが新品ですから、古物には該当しません。
【例2】
自分の不要になった洋服をメルカリで販売した。
これもOKです。
自分のものですから、これは問題ありません。
まぁ、多くの方がこうやってメルカリに出品してますよね。
【例3】
リサイクルショップで自分が着るために古着を購入した。
が、帰って試着してみたら、サイズが合わなかったので不要になった。
そこで、これをメルカリに出品することにした。
超難しいところですが、厳密にはこれはOKです!
なぜか?
そもそも、転売目的で購入していないからです。
これを最初から転売目的で購入し、そのままメルカリで出品していたらダメです。
ですので、「あくまでも自分用に買ったものを、メルカリに出品するのはOK」です。
ですので、古着に限らず、リサイクルショップなどで購入したものをそのまま転売する場合は、必ず古物商許可申請しましょう!
Amazonアウトレットでも返品された中古品だから安く買えたりしますが、あれも一度人の手に渡って戻ってきた中古品ですので、申請は必要ですね。
ツイッターでもよく話題になるのですが、有名なせどりのスクールなどで、古物商許可取ってますか?と、話をすると、そのまま消えてしまうらしいのです。。。
スクールだからといって、健全な運営をしているとは限りません。
ちょっと脱線しますが、Amazonやメルカリは無在庫販売が禁止されていますが、無在庫だと資金なくても出来ますよ〜と謳ってるスクールもあるようです。
違法なことを高額なスクール代取っておいて教えてると言うのは、ちょっと。。。
教えてもらってないから知らなかった、じゃ済まされませんので、きちんと自分で調べましょう!
ちなみに無在庫OKなのはBUYMAだけだそうです。
ただし、BUYMAは最初に資金がないと始めるのは難しいです。
色々ありますね。
脱線はここまで。
では、古物商がどんな人に必要か?と言うのがわかった上で、具体的な申請についての方法をお伝えしていきます。
目次
古物営業法の目的とは
古物営業法は、「盗品等の売買防止」「盗品等の速やかな発見」を図るために古物営業に係る業務について必要な規制を定めています。
つまり、盗品などが見つかった場合に履歴を追えることが目的なのです!
誰から買って、誰に売ったか。
これが分かれば、警察も行方を追えますよね。
そのため、古物商の許可をもらった人は帳簿付けをすることが必須なのです!
古物の定義とは?
1.一度使用された物品
2.使用されない物品で使用のために取引されたもの
3.これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたもの
※警察署HPより抜粋
1.一度使用された物品
→いわゆる中古品ですね。
セカンドストリート、トレジャーファクトリー、買取王国、ハードオフなどのリサイクルショップで購入する場合は全て中古品です。
2.使用されない物品で使用のために取引されていたもの
→Amazonアウトレットなどで買える返品された未使用の中古品ですね。
上記のリサイクルショップにもタグ付きの新品がありますが、それらも中古品ということです。
3.これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたもの
→古いバッグを修理して出品するとか、手直しして再度売る場合ですね。
古物営業とは?
1.古物を売買する
2.古物を交換する
3.古物を委託を受け売買する
4.古物を委託を受け交換するただし、
「古物の買い取りを行わずに古物の売却だけを行う営業」
「自分が売却した物品を売却した相手から買い受けることのみを行う営業」
には、古物営業の許可は必要ありません。具体的な内容については、最寄りの警察署生活安全課へ相談してください。
※警察署HPより抜粋
ここで気になるのは、必要のない場合について。
①「古物の買い取りを行わずに古物の売却だけを行う営業」
②「自分が売却した物品を売却した相手から買い受けることのみを行う営業」
この場合は必要ないとのこと。
どういうことか詳しくみていくと、
①「古物の買い取りを行わずに古物の売却だけを行う営業」
→古物の買取を行わない=古物の仕入れをしないということになります。
従って、リサイクルショップなどで古物を仕入れない場合は不要ということですね。
この場合は新品のみ!ということなので、
家電量販店やドンキホーテなどの量販店で新品だけを仕入れるなどの場合は不要です。
②「自分が売却した物品を売却した相手から買い受けることのみを行う営業」
→自分が売ったものを、売った相手から買い戻すということ。
これは、質屋さんなどに売った商品を、再び買い戻すようなものでしょう。
これでは利益が発生しないので、売買とは言えませんよね。
こういうケースはほぼないと思います。
つまり、古物を扱って売買をする以上、古物商は誰しもに必須な許可だと言えそうです。
古物商許可申請の流れ(概要)
では早速申請の手続きを進めていきましょう。
最初に簡潔に概要だけお伝えします。
①住民票・身分証明書を自治体で発行(合わせて600円程度?)
②その他必要書類は、地元の警察署のHPでダウンロード
※私は間違えて警視庁のHPからダウンロードしてしまい、東京都公安委員会という宛名で間違いに気付きました。。。
必ず自分が住む場所の(許可申請を出す場所の)警察署のHPからダウンロードしてください!
もし、ダウンロード出来ない・書類がHPに添付されてない場合は、生活安全課に連絡して書類をもらって来ましょう。
③管轄の警察署へ書類を揃えて行く(申請費用/19000円は申請時に支払うので現金準備)
担当は生活安全課でした。
受付時間:朝9時〜12時、13時〜16時
事前に電話して担当者さんがいることを確認してから出向くと丁寧です。
(私は16時前にアポなしで突撃したので反省しています。。。)
④申請から交付までの期間/約40日(営業日計算で)
申請から交付まで結構時間がかかります。軽く2ヶ月くらい。
ですので、やると決めたら早めに申請しましょう!
*補足*
「古物商 申請」などで検索すると、代行業者(司法書士事務所)などのHPが出て来ます。
自分で申請するのは大変なので・・・なんて書いてますが、自分で簡単に出来ます。
平日に区役所などに行けない・警察署に行けないという方以外は、自分でしましょう。
(いや、有給とって行きましょう)
自分でやっても20,000円くらい掛かりますので、余計な経費は使わないように。
古物商許可申請の流れ(具体的)
ここでは個人での許可申請について書きます。
(画像は全てサンプルですので、管轄の警察署からダウンロードして使ってください)
法人の場合は書類が異なりますので、自分で調べてくださいね。
①書類の準備
a.許可申請書(古物営業法施行規則別記様式第1号)
許可申請書は2枚くらいあります。
b.略歴書(本人と営業所の管理者のものが必要)
根拠 古物営業法施行規則第1条の3第3項第1号イ
最近の過去5年間の仕事内容を書けばOKです。
市販の履歴書でもOKと書いてることがありますが、こちらの方が断然手軽です。
会社員の方は職歴を、自営業・フリーランスの方は事業内容を、主婦の方で仕事経験がない場合は空欄でいいかも。
警察署にも書類はあるので、間違えても大丈夫でしょう。
c.本籍(外国人の方は国籍等)が記載された住民票の写し(本人と営業所の管理者のものが必要)
根拠 古物営業法施行規則第1条の3第3項第1号イ
これは、区役所などに行って申請しましょう。
住民票の写しが1通あれば大丈夫です。
d.身分証明書(本人と営業所の管理者のものが必要)
根拠 古物営業法施行規則第1条の3第3項第1号ハ
こちらも区役所で申請できます。
破産などの履歴がないかを証明するものです。
住民票と一緒に取得しておきましょう。
e.誓約書(本人と営業所の管理者のものが必要)
根拠 古物営業法施行規則第1条の3第3項第1号ロ、第3号ハ
f.URLの使用権限があることを疎明する資料(該当する営業形態のみ必要)
根拠 古物営業法施行規則第1条の3第3項第5号
これはネットショップで販売する場合には必須です。
しかし、私が住んでいる所の警察署でメルカリについて聞いたところ、次のような返答です。
「通常のメルカリアカウントの場合は提出は不要です。
メルカリshopsでの販売の場合は申請してください。」
なんと!そうなのか〜。
私は個人アカウントでしか販売してないので、じゃあ不要です、と一旦なったのですが。
後々考えて、やっぱりメルカリ以外にもネットショップを作ろうと思いまして、BASEでショップを作りました。
メルカリは販売手数料が10%も取られるので、高額な商品を売る場合はかなり痛いです。
10万円のバッグだったら、1万円が手数料です。
そこから送料と、仕入れを引いたものが利益になりますから。
また、メルカリではそれ以外に売上金を銀行口座に振り込む際の振込手数料が200円掛かります。
その点、BASEでの手数料は1アイテムにつき、6.6%+40円です。
10万円のバッグだったら、6640円が手数料です。
また、BASEではそれ以外に売上金を銀行口座に振り込む際の振込手数料が250円(2万円以上)掛かります。
ただし、BASEは1件あたり50円で匿名配送が可能になりましたが、通常は注文が入れば住所などは開示されてしまいます。
しかし、個人事業主に限っては表示される住所=BASEの住所(東京・六本木)ですので、注文した人のみに開示されます。
買わない人に見られるわけではないですので、これは嬉しいですね。
匿名配送に毎回するのが面倒な人や、売上が毎月20件以上の人はこんな手段も。
それは、バーチャルオフィスを使うという方法です。
BASEと提携しているNAWABARIであれば、月額980円(税抜き)で使えます。
こちらを使うと、次のようなメリットが。
バーチャルオフィスのメリット
・発送する際にも住所が借りられる(東京都目黒区で表示)
・電話対応もしてもらえる(留守電を預かり、メールで転送してもらえる)
・荷物の転送もOK(届いた荷物を自宅に転送してくれるので、返品対応などに便利)
メルカリとBASE、どちらも一長一短ありますが、メルカリは値引きの文化なので、高級なものを何度も値下げしてしまうと利益が少なくなる可能性が。
古物商も取得して堂々とビジネスが出来る方は、BASEできちんとショップとして成立させると良いのではないでしょうか?
そこで、私の場合ですが、
1万円以下の安い商品→メルカリ販売
1万円以上の高い商品やハイブランドなどのアイテム→BASE販売
という風に使い分けようと思います。
もう一点、メルカリshopsでショップを作るという場合も古物商の表記は必須です。
メルカリshopsでは、らくらくメルカリ便という匿名配送が使えます。
じゃあ、メルカリshopsでいいじゃないか・・・と思うのですが。
個人的な感想ですが、検索からの流入が非常に分かりにくい!
ショップなのか個人出品なのかごちゃごちゃでわかりにくいんですよね。。。
これでどうやって集客してるんだろう?という感じです。
そして、やはりユーザーがメルカリユーザーですので高額アイテムなどは売れにくいだろうなと。
(調べたところ、食品系などは売れるらしいです。やはり単価かな。)
メルカリshopsの場合は、値下げ交渉などが出来ないので、値下げしたくない出店者には良いですが、適正価格でないと見向きもされないという。。。
ということで、私はメルカリは個人アカウントでのみ利用しようと思います。
最後に
今日は古物商について、実体験を踏まえつつ書いてみました。
これから取得する予定の方、また「取得した方がいいのかな?」と、迷っていた方の参考になれば幸いです。
実態はわかりませんが、取得せずに古物転売やってる人って結構多いと思います。
警察から「古物商見せて」と言われない限りバレません。
費用も2万円くらいかかりますし。
でも、違法ですから!
何かあった時困るのは自分です。
たまに、聴取されて家宅捜索?されたっていう話も聞きます。
何より、堂々とビジネス出来ないのは精神的にしんどいです。
古物でビジネスする!と腹括ったんなら、必要経費と割り切って取得しましょう。
もし、まだ取得してなくて副業が出来ずに困る!と思っている方へ。
転売目的でないのであれば、古物を購入したものを再度メルカリで売るのは大丈夫です。
自分が使うために買ったものであれば、販売しても大丈夫ですので、そういうものから少しずつ出品しましょう。
ここまで古物商に関するテーマで書いてきましたが、あくまでも私が管轄する警察署から聞いた話や私が調べた内容になります。
本当に自分には必要か否かわからない場合は、管轄の警察署で聞いてみましょう。
それでは。