こんにちは、Keiです。
自分の不注意で前歯を2本折ってしまいました。
今日はそんな私の経験談から歯の重要性をお伝えします。
私は歯科衛生士でもないし、医療従事者でもないただの一般人です。
個人のリアルな感想&体験記としてお読みくだされば幸いです。
もし、まだ歯に何の問題もない状態であれば、ぜひそれをキープする努力を続けてください。
と、心から強く思います!
歯は一生モノです。
一度失うと、莫大な金額が必要です。
場合によっては、車買えるくらいの治療費が掛かります。
私の経験談をもとに書いていきたいと思います。
目次
大学2年生の夏、前歯を失いました
長い夏休みが終わり、後期のスタートを翌日に控えた大学2年生の夜のことでした。
当時住んでいたのは、大学まで徒歩10分程度の学生専用マンション。
1Kの普通の学生マンションです。
バスとトイレは別でしたが、バスルームは狭く、バスタブの上に小さな洗面台がありました。
その夜、いつも通りお風呂に入り、シャンプーをしていた時です。
目の前にその小さな洗面台があることをうっかり忘れ、シャンプーで泡だらけになった状態で目を瞑ったまま、シャワーを取ろうと顔をあげました。
ガツンッ!!!
思いっきり顔面を洗面台に強打しました。
いや、顔面というより、口でした。
その時、
ジャリ。。。
嫌な予感がしました。
え?ジャリって言った?
これは何の音??
恐る恐る立ち上がり、ぶつけた洗面台の上にある鏡で顔を確認。
うん、顔は怪我してない、大丈夫。
次は、、、と、口を開けると。
出血と共に前歯が2本折れていました。
1本はほぼ全損、もう一本は半分欠けています。
完全にアウトでした。
折れているので出血もすごいけれど、その瞬間、そんなことはどうでも良かった。
明日から学校始まるのにどうすんのーーーーー!!!
それで頭がいっぱいでした。
急いでお風呂から出て、着替え、歯医者さんを探したら、24時間やってる歯医者さんを発見。
タクシーに飛び乗りたい気持ちを抑え、口元を覆いながらバスに乗り込みました。(学生って弱い)
そして、まさに突貫工事。
樹脂で仮歯を作ってもらい、何とか前歯がある状態に戻してもらいました。
取り急ぎで入れた歯でしたが、誰にも折れたとは気付かれず。
ホッとして大学に行ったことを覚えています。
そして、その時に入れた樹脂の仮歯は、それから15年も私の前歯として過ごすことになります。
もはや、仮じゃなく本歯です。
突貫工事なのに。
15年に渡る仮歯生活で失ったもの2つ
突然始まった酷い手荒れ
うわー!前歯を折ってしまった。。。
その時はすごくショックを受けて落ち込みましたが、仮歯を入れ、元どおりの生活になったので、歯のことは少しずつ忘れていました。
しかし、それからしばらくして、冬になった頃。
私に異変が訪れました。
それは、極度の手荒れです。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と言うのですが、歯の治療によって引き起こされるアレルギー症状のようなものです。
当時はそんなことは知らず、こちらの水があってないのかな?なんて考えていました。
どれくらい酷かったかというと、手のひら全体がささくれみたいに皮が剥けているのです。
痛いし、しみるし、でも痒みが出て無意識に掻きむしってしまう。
絆創膏くらいじゃ追いつかず、手のひらにラップを巻いてました。
人前で手を出すのも嫌だし、レジでお釣りをもらうことすらしたくない。
その頃は人に会うのが嫌だったし、友達に会って手を指摘されるのも嫌なので、大学も休みがちになってしまいました。
ちょうどマンションの隣がレンタルビデオ店(時代ですね)で、大学行かないとやることなくて入り浸っていたのですが、そこでお金を払う時は、袖口を服で隠していました。
そんな生活が半年以上続きましたが、徐々に良くなっていきました。
最初は異物が入ったことで、身体が拒否反応を示していたのでしょうが、段々と慣れてきたのだと思います。
もし、歯の治療前後で、手荒れやアレルギー症状が出た方は、歯の影響を考慮してみてください。
あるあるですが、原因が分からず皮膚科に行ってステロイドとか出されても根本的には治らないかも。。。
前歯を無意識に隠し、表情筋が皆無
そしてもう一つ大きく変わったことがあります。
前歯2本が仮歯です。
最初は真っ白な樹脂ですが、経過とともに少し黄色っぽく変色していきます。
なんせ、前歯ですから嫌でも目立ちます。
保険適用の突貫工事ですので、仕上がりの悪さは当然かもしれませんが。
しかし、これが人目につくのは恥ずかしい。。。
そこで、私が無意識にしていたのは、前歯を見せないように話すこと。
笑ったりするときも、歯が見えないように。
無意識にそんな生活を15年も続けていました。
だから、笑顔が苦手です。
歯を見せて笑って〜なんて気軽に言わないでほしい。笑
そんなこと15年も封印してたのだから。
今は、歯を見せても大丈夫なんですが、15年無意識に続けていたことは簡単には治りません。
それでも、思いっきり口を開けられるようになり、表情筋が動いてきました。
すると、ほうれい線がなくなります。
顔が全体的にリフトアップします。
歯医者さんで治療前と治療後の写真を比較してみたのですが、表情筋が動いてリフトアップしたので、輪郭が変わってました。
ほんの少しの期間でこれだけ差が出るのだから、長期的に見たらすごい変化になると思います。
失った15年の表情筋を取り戻すべく、顔を動かそうと思います。
整形やマッサージで小顔を考えている方は、もし歯が悪かったり歯並びが悪かったりする場合は、歯の治療を先にしても良いかもしれません。
それくらい輪郭が変わりましたから。
ついに念願のセラミック装着!しかし…
2020年の夏、ついにこの日が来ました。
念願の歯のセラミック治療を開始することにしたのです。
まずは見積もりです。
前歯2本をセラミックに変えたいし、金属アレルギーもあるので銀歯もセラミックに変えたい。
そんな要望を伝え、必要な治療を全て見積もったら総額250万でした。
250万。。。
え、、、それはちょっとキツイ。
そこから、(今は)不要な治療を削ります。
取り敢えず前歯2本と、銀歯と虫歯治療のやり直しなどを少し。
トータル120万。
これで決定しました。
保険適用は一切ありませんので、全て自費診療です。
まさに一念発起です。
歯に120万も掛けることになるとは。
どうせ変えるならセラミックに。
そう思ってたら15年も経ってしまっていました。
学生時代、あの時最初からセラミックを入れてたら、笑顔を失うことはなかったんだなぁと。
そんなことをしみじみ思っていました。
しかし、当時の私は、そこまで歯の重要性を感じていませんでした。
歯が折れてしまったことはショックだったけど、セラミックにしなきゃ!と強く思ったわけでもなく。
今になって、歯の重要性に気づいて高い治療費を払ってでも変えようと思ったのです。
結局、治療は半年ほどかかりました。
毎週1回のペースで、1回の治療は1時間ほど。
歯の治療をちゃんとしようと思ったら、すごく時間もお金も掛かりました。
やっと綺麗な歯を手に入れることが出来てすごく嬉しかったです。
長年のコンプレックスがひとつ解消されました。
しかし。
セラミックの治療が終わって1ヶ月後、またしても掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)になってしまいました。
歯医者さんで噛み合わせを何度もチェックし、漢方内科で内服薬も飲みました。
銀歯も取ったし、歯もよくなったのになぜ???
お金掛けたのに結局悪くなるの???
と、愕然としました。
ある時、毎月通っている整体で身体のバランスを見てもらった時のこと。
「最近、歯のバランスがよくないよね〜。何かあった?」
と、言われました。
「え?むしろ歯はめちゃくちゃ良くしたんですけど、悪くなってます???」
身体に歯の影響があると思わず、治療したことを伝えてなかった私。
治療内容をその時全部話しました。
すると、
「歯を変えたことで、今まで取ってきたバランスが崩れたんだと思う。
そして、セラミックでしょ?人工物って天然みたいな”しなり”がないから、歯に”遊び”が無いのよ。
セラミックやインプラントで身体の不調が出る人、意外と多いのよ〜」
なんという事でしょう。。。
私はこの15年の苦しみからやっと解放されたと思ったのに。
結局、何をやってもダメだったということか、、、とショックでした。
やはり、どんなにお金を掛けてよくしても、天然歯には叶わないのです。
しかし、起きてしまったことは仕方ない。
天然歯は戻ってこないので、このセラミックの歯と共に生きていくしかありません。
今度はこの新しい歯が身体に馴染むようにバランスをとっていくしかないので、整体に通いつつ、教えてもらったケアをしています。
どちらにしても、以前の変色した樹脂の歯は長くは持たなかったので、セラミックに変えたことは必要だったのかなと思います。
しかし、天然歯がこれほど大切だったのかと、これで改めて強く思いました。
私は子供の頃から虫歯が出来やすいタイプでした。
自分ではきちんと歯磨きをしているつもりでも、やっぱり虫歯が出来てしまう。
余談ですが、虫歯になりやすい人と歯周病になりやすい人と2パターンに別れるそうです。
なので、そんなに歯磨きを丁寧にしていなくても虫歯にならない人は、歯周病になりやすいタイプかも。
ただ、これ以上天然歯を失うわけにはいかないので、徹底的にケアをして絶対歯を綺麗な状態でキープしたい!
と、強く思うようになりました。
そんなに特別なことはしていませんが、夜の歯磨きだけは丁寧にしています。
治療して1年以上が経ちましたが、定期検診に行っても歯の状態がどんどん良くなっています。
健康的な歯茎って、血が要らないので、歯茎の色が薄いピンクになるそうです。
治療前の私の歯茎は、虫歯もあったこともあり、赤く充血していました。
そして、ちょっと強く歯磨きをしてしまうとすぐに出血が起きる。
それまでは歯茎が出血するのって当たり前だと思ってました。
そんな状態だったのですが、今では薄いピンク色で歯茎が硬く引き締まっています。
今では歯茎から出血するなんてことはありません。
あんなに虫歯になりやすくて、すぐ歯茎が出血していた私でも歯磨きのやり方一つでこんなに変わりました。
私が歯医者さんで指導して頂き、ずっと実践している歯磨きアイテムを紹介します。
私の歯磨きに欠かせないアイテム5つ
朝の歯磨きは、歯磨き粉をつけてブラッシングするだけです。
意外と知らない人が多いのですが、就寝中に口の中は雑菌が繁殖するので、必ず朝一番に歯磨きを。
朝ごはんを食べてから、出かける直前に歯磨きをする人もいると思いますが、それだと、朝ごはんと一緒に雑菌も飲み込んでしまいます。
ぜひ、起きたらすぐ磨くようにしましょう。
(改めて書きますが、私は歯科衛生士でもなんでもないです。笑)
使っている歯ブラシはこちらです。
ルシェロのP-20(柔らかめ)というシリーズです。
ヘッドが小さく、奥歯まできちんと磨けます。
柔らかいので、歯茎を傷つけずに磨けます。
これを毎月1本のペースで使っています。
ですので、いつも5本とか10本をまとめ買いしています。
旅行などでも歯ブラシが変わるのが嫌なので、いつも持っていきます。
お昼は基本的に歯磨きはしません。
マウスウォッシュだけでも十分かなと思います。
そんな時はこれを使っています。
こちら、お試し用のミニサイズが付いているので持ち運び用にも便利です。
マウスウォッシュは、食後や就寝前などに使っています。
そして、もうひとつの教えてもらった使い方があります。
それは、歯茎が腫れたり化膿した時に、部分用歯ブラシにコンクールの原液を数滴ほど浸し、患部の歯茎の隙間を抑えます。
これで炎症が早く治ったことがあります。
なので、いざという時の治療薬としても便利です。
ちなみに部分用歯ブラシはこちらを使っています。
磨きにくい奥歯や、歯の内側に汚れが溜まりやすいので、気になるときはこれで仕上げています。
コンクールを浸す時も、ヘッドが小さいので患部に塗りやすいです。
歯医者さんは、これを昼休みの歯磨きでしているそうです。
隙間をこれでブラッシングするだけでも全然違うよ〜とのこと。
さて、いよいよ夜の歯磨きルーティンです。
①歯ブラシでブラッシング(ルシェロP-20)
②歯間ブラシで隙間をブラッシング
歯間ブラシはこれを使っています。
4Sというのはサイズのことで、このシリーズで一番細いサイズです。
通常であればこのサイズで問題ないと思います。
歯間ブラシは消耗が早いので、歯ブラシよりも交換頻度が高いです。
③フロスで仕上げ
最後はフロス(糸)です。
歯の間に一本ずつ通して隙間を磨きます。
歯間ブラシとフロスって役割一緒じゃない?と思っていましたが、やはり違います。
フロスはこれを使っています。
20cm〜30cm ほどにカットし、歯の隙間に一本一本入れて磨きます。
最初は入りにくく大変ですが、これはもう慣れです。
継続すると習慣になりますので、ぜひ習慣化してください。
そしてフロスはもうひとつ。
これは一本ずつ入っていて、糸がファイバーっぽくふわふわしています。
ですので、より歯の間の汚れを絡め取ってくれます。
少し割高にはなりますが、個人的に仕上がりはこちらの方が好きかも。
最後に歯磨き粉ですが、こちらは市販のものを使っています。
昨年末、冷たいオレンジジュースを飲んだら歯に激痛が走り、「まさか虫歯?!」と、慌てて歯医者さんに駆け込んだのですが、知覚過敏でした。。。
そこでこちらを試したところ、痛みがピタリと消えました。
それからこれを愛用しています。
まとめ
一念発起して歯の治療を始めたら、120万円もの治療費が掛かってしまいました。
不運にも前歯を折ってしまったことは仕方がないのですが、歯ってこんなにお金がかかるんだと改めて実感したのです。
大学2年生の時に前歯を失い、歯を見せて笑うことを無意識にしなくなった15年間。
私はこの間、あまり笑わない人になってしまいました。
表情筋が衰え、ほうれい線が気になる日々。
歯の治療で笑顔とリフトアップした輪郭を取り戻しました。
でも、日頃から気をつければ、掛けなくても良いお金です。
失ってから取り戻すことの大変さに気づきました。
今、健康な歯をキープしている人はどうかこのままキープし続けてください。
そしてもし、歯に何かしらトラブルがある人は早めに治療を。
そして、丁寧にケアすることを習慣化してください。
夜のルーティンは確かに面倒ですが、でも、夜だけで良いのです。
歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス、この3つ。
きちんと効果的な道具を使って、ケアするだけで余計な治療費は不要になります。
歯は一生モノです。
人生の最後、食べられなくなったら終わりです。
ぜひ、継続してやってみてください。
それでは。